夜空に輝く月は、地球唯一の衛星であり、古来より人類の想像力を掻き立ててきました。
しかし、近年ではその起源や存在意義について、科学的考察を超えた驚くべき都市伝説が囁かれ始めています。
月は人工物だったのではないか?本当に人類は月にいったのか?月にある巨大な建造物や謎の構造物は、何者によって造られたのか?そして月の裏側には、地球から決して見ることができない秘密が隠されているのではないか?
月の常識を覆す人工物説と、月にあるものの証拠と謎について、様々な角度でみていきます。科学的根拠に基づいていない話も多く含まれますが、月の謎に包まれた魅力を再発見し、その謎に迫っていきましょう。
月は人工物説の根拠
月の起源や存在意義について、科学的考察を超えた驚くべき都市伝説の一つが、月が人工物だったのではないかという説です。この説を支持する根拠として、以下の点が挙げられます。
月の大きさと距離の関係と皆既日食
月と地球の距離は約38万kmであり、太陽と地球の距離は約1億5000万kmあり、およそ400倍。
一方、月の直径は約3470km、太陽の直径は約139万kmあり、およそ400倍。
これは何を意味することなのか…既にお気づきの方がいるかもしれませんが、これは地球から見える、月と太陽の大きさはほぼ一致しているのです。
昼なのに月の影を落す部分だけ夜のように暗くなる1大イベントとして皆既日食が見られるのはその為ですが、私達が普段の生活で使用している距離感と比較して、あまりに広大なスケールでの大きさと距離感の中で見掛けの大きさが一致しているのは、あまりにも偶然として片付けるには不自然過ぎます。
月の不自然な大きさ
地球の衛星である月は、太陽系内の他の惑星の比率からすると、あまりにも不自然な大きさの衛星です。
その大きさは地球の約1/4。 これは、他の惑星の衛星と比べると非常に大きな比率なのです。
火星最大の衛星であるフォボスは、火星の直径の約1/300以下に過ぎません。
太陽系最大の木星の衛星であるガニメデでさえ、木星の直径の約1/27ほどです。
偶然あるいは自然とそうなったといわれればそれまでですが…
なぜ、地球の衛星である月だけ、他の惑星に比べてこれほどまでに大きいのでしょうか。
月の中は空洞なのか?
月が巨大な空洞になっているのではないかということです。月の密度が地球よりも低いことや、地震波の伝わり方が異常であることなどを根拠としています。
地球の平均密度は5.5g/cm3、月の平均密度は約3.3g/cm3、そして、地球の表面の石の平均密度の2.75g/cm3、月の表面の石は2.96g/cm3となっています。
そのため月の内部は未だに解明はされていませんが、核となる鉄が少なく内部はスカスカなのでは?そこには何か未知のものが存在するのか?…とまではいかなくても何かしら部分的に空洞があってもおかしくはないようです。
もし空洞があるのなら、そこには何か秘密があるのでしょうか?
月は常に地球に同じ面を向けている。
常に月は地球に同じ面しか見せていませんので、月の裏側はどうなっているのだろうか?意図的に何か隠しているからではないか?と疑問に思うかもしれませんが、これは地球の周りを長い間公転し続けることで、地球の引力によって月の自転が調整されて、自転周期と公転周期が同期した結果に過ぎないのです。(例えると起き上がりこぼしやハンマー投げのハンマーのようなものです)
これは他の惑星の衛星にも同じ現象がみられ、木星のガニメデや火星のフォボスやダイモスなどがそれに当たります。
どうやら地球に同じ面しか見せていないというこの現象に限っては、自然現象として説明が付きそうです。
奇妙な数値の一致
まとめてみますと
月の直径 3474km 地球の直径 12742 km 太陽の直径 139万km
月を基準の100とした場合
月と地球と太陽の大きさの比は100:366:40000
月の直径は、地球の直径の0.273 月の公転周期は27.3日
月は1公転で1自転し、地球は1公転で366自転(注1)する
すなわち1公転での自転の比は1/366は0.00273
…この何度も出てくる数値の一致はいったい何を意味している!?
太陽との関係も含めると…
太陽の直径は地球の直径109個分の大きさ 太陽と地球の端から端の距離は太陽109個分の距離
そして、月の円周は109×100km またしても数値の一致が…
それから
地球の円周と月の円周をかけて、その数字から100を割ると太陽の円周になるのです。(何故そうなる!?…)
天文学的な大きさの中での当てつけな数値にしては、奇妙過ぎるくらい一致し過ぎます。
それらの数値の一致は何か意図的なものが込められている気がしてなりません。
(注1)地球は1年で365日で365回転しているように思われがちですが、実は1年で365+1回転しているのです。
自転1回で360°が23時間56分で、361°で24時間になる。なので1日は1回転とチョット(約1度分)だけ回っているのですね~ そのチョット分が毎日1年間積み重なることで+1回転分になります。
古代の巨石遺跡との関係
1960年代、オックスフォード大学の工学部教授だったアレクサンダー・トムは50年にわたり、数々の巨石遺跡の調査されて、遺跡の石の配置が月の運行に基づくことに気付いたのです。
彼は測量技術を独学でマスターして、それらがある単位を基に計算されて作られていることを証明しています。
それはメガリスヤード(メガリス=巨石)と呼ばれている。
メガリスヤードは0.82966m、通常のヤード(0.9144m)よりやや短くなっています。古代に使われていたと考えられる仮想単位の1つです。
そして古代人たちは円を360°ではなく、地球の回転と同じ366°で考えていたようです。
ここでも366という数値が出てくる…
イギリス南部のソールズベリーにあるストーンヘンジは天文観測装置だったのではないかというのは有名ですが、おそらく古代の人達はそれらの知識を有していて、それを基にして建造したのではないかとも考えられています。
ここまで幾つか根拠を挙げてきましたが、ここまで絶妙な大きさと距離間の月が、偶然に出来たと考えるのは逆に不自然に思えてきますね。自然に出来たものでなければ何者かが意図的に作り、地球を周回させているのに他ならないからです。
また普段気付かなくとも月の動きは、私達の生活リズムやサイクルに取り入れられていますし、時の流れの区切りを暦として古くから取り入れられたり、占星術として、その動きや変化を予測したりして、月から大きく影響を受けているのも事実です。
では、いったい月はどうやって出来たのでしょうか?
現在、考えられている月の起源とは?
捕獲説(他人説)
もともと太陽系とは別の場所で形成された天体が、たまたま地球の引力圏に入り捕獲されたという説。
もしそうなら、地球に対して月ほどの大きさのものが、どれくらいのスピードで接近して来たのかにも寄りますが、衛星として地球を周回するような調度よいスピードと進入角度で偶然に捕獲されたとは考えにくい。
分裂説(親子説)
原始地球が高速回転して、地球から分離して月になったという説。
これは分裂するほどに、どうやって高速回転したかが問題になってきます。
例えば微惑星の衝突の繰り返しで回転させたとしても、必ずしも同じ方向から衝突を繰り返すとは限らないからです。
双子説(兄弟説)
地球と月が、同じような材料の集まりで、ほぼ同じ時期に形成されたという説。
集積中に地球の重力が強くなるにつれ、月が地球に落下しないようになるのは考えづらい。
巨大衝突説(ジャイアントインパクト説)
地球に火星ほどの質量の天体が斜めに衝突することによって、地球周辺に破片がばらまかれてそれが集積して月が出来たとする説。
4つの説のうち、一番有力になっている説です。しかしながら、衝突したとされる惑星の成分が月と地球で成分の比率が違ってくると考えられるのですが、月と地球の成分がほぼ一致しているものの、月の表面のサンプルは地球のものより遥か昔のものだったという。
これも衝突した天体と地球の混ざったものである可能性も示唆されると思いますが、それなら衝突で散らばったチリが、他の惑星にも見られるような輪が地球の周りにも、月にならずに集積せずに存在するよね!ってことも考えられる。
どれも考え方によっては可能性のある説にはなるのですが、限られた月のサンプルの成分の分析やその年代により、必ずしも全てが合致するような条件には至っていないようです。
月がなくなったら地球はどうなる?
普段、当たり前体操的に月が地球を周回していますが、もしなくなったとして考えられるのがいくつか考えられます。
月がなくなったことにより、地軸が傾き、地球の自転が早くなり1日の長さが8時間になり、1年は1095日になるという仮説もあります。
そして自転が速くなるということは、遠心力が増大され地球の重力が相殺されて、地表にあるものは比較的軽くなります。
赤道直下の地域と北極や南極の極地で体重を比較すると、赤道直下で測った場合、軽くなるのがそれです。
また潮の満ち引きがなくなり、常に大型台風並み以上?の強風が吹き荒れることになり、夜でも月が太陽の光を反射して、ほのかな光が辺りを照らしますが、月がなくなると本当に夜が真っ暗になります。
月がなくなることで環境が大きく変わってくると、当然生態系や私達の生活にも大きな影響が出てくるでしょう。
月の裏側は、表面と違って隕石などのクレーターの痕でデコボコになっています。
これはどれだけ隕石の衝突から地球を守っているかの証となっていて、ある意味、盾となってくれているのかもしれません。
それらを考慮すると、月は絶妙なバランスで地球を安定させ、守ってくれている存在ですし、月無しでは環境自体全く変化してしまいかねないほどの重要な存在です。
月に実際ある人工物はどんなものがあるの?
確認されている人工物
月にある人工物は、主に各国で打ち上げられた人工衛星をはじめ、アポロ計画での人類の月着陸で使用された実験装置などが挙げられ地球から持ち込まれたものばかりですね。
月に立てられた星条旗、宇宙飛行士の移動や採取したサンプルの運搬に使用された月面車、レーザー反射器、そして宇宙飛行士の歩いた足跡なんかも人工物に含まれるのでしょうか笑
1950年代頃から、冷戦中にアメリカ合衆国とソビエト連邦が、それぞれ人工衛星や人間を宇宙空間に送り、人間を月に降り立たせる為の宇宙開発競争が行われていて、その多くの残骸が今も月に残されています。
実はアポロ計画で人類は未だに月には行っていないとされる捏造説なんかも噂されますが、流石にこれだけの人工物の証拠があれば実際に人類が月に降り立ったのは事実でしょう。
前述しましたアポロ計画で設置されたレーザー反射器なんかは今でも機能していて、地球からの距離を正確に測ることが出来るのですから。
ちなみに余談になりますが、その測定によると月は地球から毎年3cm程遠ざかっていることが解るそうです。まじか!!
今現在でも月の探査や計画はされていて、中国、インド、日本なども探査機を送り続けています。
最近では日本のJAXAが2024年1月に小型月着陸実証機(SLIM)を月面に着陸させましたね。
今後もアルテミス計画が予定されていて、再度、月への有人ミッションも含まれています。様々なミッションが追加されていく度に、新たな発見があり、月への人工物も増えていくことになるでしょう笑
未確認な人工物?
月に人工物が今も多数送り込まれている中で、コチラは未確認なのですが、アポロ計画ではこれらの撮影もされていたようです。(YouTube動画)
もしコレが本当なら、かなり衝撃的な事実なのではないでしょうか。
見た感想としては、何らかの都市もしくは建造物の集まりのようですが、明らかに廃墟に見えます。
いつからそこに存在していたのかは定かではないのですが、パッと見た感じのデザインは人が作る建造物にしては、あまりにもかけ離れているように思います。
曲線が多用されていて、無理矢理似ているものとして当てはめるとしたら、スペインのバルセロナにあるサグラダ・ファミリアの塔の一部分に類似しているような感じも窺えます。
他にも、月面に数kmにも及ぶ高さのタワーが存在するとか未確認の宇宙船があるなど、それらは誤認識なものなのか、自然に出来たものなのか…挙げだしたら切りがないですね。
考察・まとめ
月は人工物なのではないか?…そしてその証拠と考えられるものを挙げてきました。また現在考えられている月の起源に関する説は4つほどあることもお伝えしました。そんな月も、もしなくなってしまったら、地球にも大きな影響を与えかねない存在ということもわかりました。
月は人工物ということについて、特に月、地球、太陽に関した大きさと距離感、周期については、ピタリと一致する数値が何度も繰り返し出て来ますが、それが何を意味するのか…偶然とも考えられなくはないですが、緻密に設計・設置された人工物といった方が自然なのでは?と思えてしまいます。
もちろん砂を手で丸めて作れるような代物でなく、もし月ほどの大きさのものを意図的に一定の大きさにして、何者かが設置したとしたら、そこには何かメッセージ的なものが隠されているのかもしれません。
以前にスタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』を見た覚えがありますが、400万年前にヒトザルだった頃の人類の祖先の前に謎の物体『モノリス』が現れて、それをきっかけに動物の骨を道具や武器として使うことを覚えて、現代まで発展してきた人類が、今度は月に『モノリス』を発見して、モノリスから強力な信号を木星へ発したのです…
これはヒトザルから人類が月へ行くほどの文明レベル、技術レベル、精神レベルに達したことを知らせるセンサーのような役割なのかもしれません。そしてそれを知らせる先の相手はいったい何者なのか…
この物語を彷彿とさせるような月は、月自体が何か『モノリス』のような役割を担っていて、月に行ける位にまで人類が発展し、その謎は調査・研究するための余地として残されたものだとしたら…その謎が理解出来た時、月の存在の意図が解るのかもしれませんね。
ここで月は人工物だと結論付けてしまうにはあまりにも早急過ぎますが…
少々ひねくれた考えになりますが、月が自然に出来たと思えるように意図して作られた人工物とも考えられます。
今後も月の謎についての研究と議論は、世界各国で宇宙探査や科学の発展によってますます深まっていくと思いますが、これからも私たちは月の謎に迫り、その起源や存在について解明されていくでしょう。